4日、宗像市長選挙への立候補予定者による記者会見での、地元紙記者の取材姿勢に疑問を感じた。
記者は、立候補予定者に対し「ここ(配付資料に)に書かれてある公約は、全部(紙面に)載せることができない。優先順位をつけて欲しい」と要求したのである。
予定者側は困惑し、「すべて市政にとって大事な政策であり、順位をつけられない」と説明。しかし、納得しない記者が同じ要求を繰り返し、ついには半ば強引に順位をつけさせるに至った。
記者が、記事の文字数や紙面のスペースという自己の都合で、公約に優先順位をつけさせたかたちである。
紙面の都合を強引なまでに押し付ける記者のあり方を見ていると、「正しい報道」とは何なのか、考えさせられてしまった。
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