右の文書は、06年7月4日から6日までの3日間に行われた、福岡県議会「総務企画委員会」による管外視察の日程である。先週報じた05年11月7日から9日までの福井、石川両県訪問では福井県庁で1時間20分、石川県庁で1時間の公務を行ったのみで「金沢市民芸術村」「西茶町資料館・足軽史料館等」「兼六園見学」などの≪観光≫に時間を費やしていた。06年も同様で三重、愛知の両県議会を訪れてはいるが、「公務」はそれぞれ1時間30分と50分のみ。その他は松坂市内で「本居宣長記念館」などを見学し、名古屋市内に移動して「徳川美術館」見学。ここでは、たっぷり1時間35分をかけている。帰りは前年と同じく、空港「有料待合室」を使用しての昼食である。
三重県に対しては『三重県地方税管理回収機構の取り組みについて』『三重県地理情報システムについて』を調査対象とし、愛知県には『愛知県の個人情報システム』を調査する目的だったと記されている。わずかな県庁滞在時間で、こうした内容の詳細を把握できるとは思えない。
同委員会の視察の実態について、さらに検証する。