2日、西鉄グループは、本年の3月1日および4月1日に、一部の高速バス路線の撤退、一部区間廃止ならびに減便を実施すると発表した。具体的な場所についてはこれから発表していくというが、乗降客の少ない地方部で路線バスの廃止・減便が実施されるのは必至の状況だ。
筑豊地域でも路線バスは減少している。飯塚市市内にある飯塚バスセンターから地方部への路線は、1時間に1本あるかないかというのが現実だ。利用者は「以前はたくさんの人が利用していたが、今はほとんどの人が車を所有している。利用者が多いのは休日ぐらい。車を持たない人には不便な世のなかになった」と語る。
減便で利用者がさらに減少し、採算が取れなくなれば最終的には路線廃止、というスパイラルに陥る可能性もある。このような地域のお年寄りと学生の足は、行政が走らせているコミュニティバスに頼らざるを得ないというのが現状のようだ。
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