1日1時間30分の仕事にしては税金の遣い過ぎだろう。
下の文書は福岡県議会「地方分権推進対策調査特別委員会」が2007年と06年に行った管外視察の日程表である。
それぞれの視察にはもっともらしい調査事項が記されているが、訪問先の県議会などでの滞在時間は、いずれの日もきっちり1時間30分。駆け足の視察とはいえ、どの視察もお決まりの時間配分となっている。既に報じた「総務企画委員会」の視察も同様だ。
公務の1時間30分に対して、宿泊先宴会場などでの夕食には、毎回たっぷり2時間が充てられている。公務の時間を1時間で終わらせるケースがあるのに比べ、「夕食時間2時間」はすべての視察で厳守されていた。
これらの視察が、どれほど県民生活に寄与し、福岡県政の発展に役立っているのかは分からない。税金を使っての出張である以上、かかった経費も含めてすべてを公表すべきであろう。もちろん、肝心なのは視察の効果である。
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