RKB毎日放送(株)(本社:福岡市早良区、永守良孝社長)は2月9日、2010年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比5.0%減の174億2,400万円、経常利益は同比5.4%減の5億6,600万円、四半期純利益は同比47.5%減の3億400万円と減収減益となった。
なお四半期純利益については、前年同期にあった特別利益の計上がない。
1.放送事業
○収入:117億6,600万円(前年同期比 6.2%減)
○営業利益:3億4,000万円(前年同期比 16.9%減)
テレビ部門の収入は102億6,600万円(前年同期比5.6%減)となった。
全国的な広告投下量の減少により、スポット収入は5.1%減、タイム収入は6.6%減となり、業種別では自動車などの輸送機器、住宅・建材などが大きく落ち込んだ一方、食品、薬品などは伸びたもののカバーできなかった。
ラジオ部門の収入は14億9,900万円(前年同期比10.3%減)となった。
ラジオについても全国的な広告投下量の減少によりスポット収入は9.9%減、タイム収入は13.3%減となり、業種別では自動車などの輸送機器などが大きく落ち込んだ。
利益面では経費節減などに努めたものの、収入の落ち込みをカバーできず減益となった。
2.システム関連事業
○収入:32億500万円(前年同期比2.7%増)
○営業損失:2億9,600万円(前年同期は営業損失2億600万円)
民間向けソフトウェア開発の受注が好調で増収となった。利益面では開発経費、外注費の削減などコスト管理を徹底したものの、価格競争が厳しさを増し営業損失が拡大した。
3.不動産事業
○収入:10億円(前年同期比7.4%減)
○営業利益:5億3,200万円(前年同期比7.2%減)
RKB放送会館の立体駐車場建設のため駐車場の一部を09年4月から7月まで閉鎖したことにより、駐車場賃貸収入などが減少し、減収減益となった。
4.その他事業
○収入:22億2,400万円(前年同期比9.4%減)
○営業損失5,900万円(前年同期は営業損失1億8,200万円)
催事部門による大型の催し物が減ったことにより、減収となった。利益面では催事部門などで前年同期比では改善したものの、黒字化には至らなかった。
同時に、09年11月6日に公表していた10年3月期通期連結業績予想数値を、売上高236億6,000万円(増減額:2億2,000万円)、営業利益5億1,000万円(増減額:8,000万円)、経常利益5億5,000万円(増減額:1億円)、当期純利益2億8,000万円(増減額:8,000万円)に修正すると発表している。
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