(株)九州リースサービス(本社:福岡市博多区、榎本重孝社長)は2月10日、2010年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当第3四半期累計期間の売上高は前年同期比20.8%減の172億6,200万円、経常利益は同期比24.4%減の18億8,400万円、四半期純利益は同比87.1%増の9億400万円となった。
前年同期に大口の不動産売却収入が計上されていたため、反動減があった。また貸倒引当金繰入額が増加、特別損失が前年同期に比べて大幅に減少した影響があった。
1.リース事業
○リース実行高:50億6,800万円(前年同期比 38.6%減)
○売上高:99億8,700万円(前年同期比 12.9%減)
○営業利益:5億500万円(前年同期比 36.6%増)
○リース債権およびリース投資資産残高:217億4,700万円
(前期末比 15.2%減)
○割賦債権残高:118億2,600万円(前期末比 10.5%減)
設備投資の低迷に加え、安全性を重視した営業活動を行なった。
リース部門の資産残高、資金調達コストや貸倒引当金繰入額が減少した。
2.融資事業
○売上高:12億3,800万円(前年同期比 24.4%減)
○営業利益:2億7,100万円(前年同期比 66.9%減)
○営業貸付金残高:374億1,000万円(前期末比 7.1%増)
新規貸出の抑制や大口の期限前回収の発生に伴う営業貸付金の平均残高が前年同期に比べて減少した。
貸倒引当金繰入額が増加した。
3.不動産事業
○売上高:48億4,300万円(前年同期比 36.3%減)
○営業利益:10億5,500万円(前年同期比 28.8%減)
○賃貸不動産残高:381億6,000万円(前期末比 1.1%増)
○販売用不動産残高:77億1,800万円(前期末比 5.3%減)
稼働物件の増加や連結子会社の増加に伴い好調に推移したものの、不動産売却収入が減少した。
4.フィービジネス事業
○売上高:5億6,600万円(前年同期比 8.4%減)
○営業利益:4億5,500万円(前年同期比 1.3%減)
生命保険の募集業務は好調に推移したものの、設備投資や不動産市況の低迷が影響した。
5.その他事業
○売上高:6億2,700万円(前年同期比 30.2%増)
○営業損失:1,100万円(前年同期 5,900万円)
ゴルフ場の業績が堅調に推移した。
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