(株)Misumi(本社:鹿児島市、岡恒憲社長)は2月10日、2010年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期比22.2%減の373億7,100万円、経常利益は同比20.6%増の9億9,000万円、四半期純利益は同比30.1%増の4億1,900万円となった。
主力であるエネルギー事業において、燃料油やLPガスの販売に加え、太陽光発電や燃料電池など新エネルギー関連機器の販売を4月より開始し、事業構造の転換を推し進めた。
1.石油関連商品販売事業
○売上高:219億5,500万円(前年同四半期比29.5%減)
○営業利益:3億3,400万円(前年同四半期比41.2%減)
8月に錦中央SS(熊本県球磨郡)を閉鎖、11月には人吉インターSSをセルフSSに改造するなど販売網の効率化を図ったものの、燃料油の販売価格の低下などにより売上高は大幅に減少、競争激化の影響などにより利益面においても厳しい結果となった。
2.ガス関連商品販売事業
○売上高:62億7,100万円(前年同四半期比19.7%減)
○営業利益:6億3,400万円(前年同四半期比66.2%増)
7月に太陽光発電をはじめ、省エネ・創エネ機器の展示・販売などを目的としたショールームを鹿児島市内にオープンした。
価格設定方法の見直しなどによる適正な価格転嫁を図ったものの、販売価格の低下などにより売上高は大幅に減少した。
3.外食事業
○売上高:37億5,200万円(前年同四半期比2.1%増)
○営業利益:4億8,700万円(前年同四半期比11.1%増)
4月よりオプシアミスミ内で、「なめらかプリン」などで知られる「パステル」商品の販売を開始した。7月には鹿児島市内で2店舗目となる「ピザハット伊敷店」をオープンした。
4.書籍・CD販売等事業
○売上高:売上高は33億9,000万円(前年同四半期比2.9%増)
○営業利益:1億4,200万円(前年同四半期比178.4%増)
大型複合書店「ブックスミスミオプシア」を中心に品揃えを強化するとともに、全店舗においてポイントカード会員の拡大を図った。また、大型商業施設「オプシアミスミ」の集客力の強化に努めた結果、来場者数は順調に増加した。
5.建設関連事業
○売上高:6億57百万円(前年同四半期比42.0%減)
○営業損失:7,700万円
消費者の住宅購買意欲の減退や競争激化の影響などにより受注件数が伸び悩み、厳しい結果となった。
6.自動車関連商品販売事業
○売上高:10億73万円(前年同四半期比50.9%増)
○営業利益:4,900万円
鹿児島、宮崎地区のタイヤ販売事業を拡大したことにより、売上高が大幅に増加した。
7.その他の事業
○売上高:2億7,000万円(前年同四半期比3.0%増)
○営業損失:1,300万円
ミネラルウォーター事業の強化を目的として、新たに多機能型のウォーターサーバーを導入し、新規顧客の開拓に取り組んだ。また、安定的な収益を確保するため引き続きネット販売の拡充や宅配部門の強化に努めた。
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