<ある世界政治経済学者の、参議院選挙立候補の決断>
6日(土)に浜田和幸氏からメールを頂いた。このメールを紹介するが、同氏はこの『Net-IB』に「未来トレンド分析シリーズ」として投稿頂いている国際政治経済学者である。
ご縁を頂いた皆さまへ 突然のことですが、小生この度、郷里の鳥取県より、自民党の公認候補として、今夏の参議院選に出馬することを決意致しました。 これまで著作や講演などを通じて日本や世界が直面する課題にメスを入れてきましたが、これからは日本の政界の行き詰まりとも言える澱んだ状況に活を入れる覚悟です。 異常気象が世界で問題になっていますが、日本の政界は異常を通り越し世界の笑い者になっています。このままでは日本の未来は2012年まで持たないかも知れません。今こそ、日本の伝統や技術と人間力に裏打ちされた底力を発揮する時ではないでしょうか。 諦めや責任のなすりあいをストップし、政経一致の大方向転換を目指す時だと確信しています。来る7月の選挙までは生まれ育った鳥取から日本、アジア、世界の未来図を描いて見るつもりです。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。 浜田 和幸 |
いや、びっくりした。浜田氏と酒を酌み交わし、議論をしてきたが、思想的には自民党寄りとは考えられなかった。また、浜田氏が政治家に転ずるとは一考もしたことがなかったので正直、驚いたのである。
立候補を決意に至るには「よほどの理由があるのだろう」と推察した。早速、激励のメールを送った。そうすると、このような返事があった。
児玉直様 激励頂き、勇気百倍です。自民も民主も情けない状態。これは異常気象以上に深刻な問題です。政治家の心が腐ってきています。こうした精神の異常は直すのが大変です。宇宙スケールの荒療治が必要になると思います。是非、お力添えをお願いします。 |
<見識・志のある専門家が、自民党に殺到するのは良いことだ>
浜田氏は、一見すると温厚な、まさに学者タイプに映るが、芯は強い。決断力と行動力に富んでいる人だ。
経緯はこうである。自民党鳥取県の幹部が表敬訪問してきた。「いやー浜田先生!!なり手がいません。是非、是非、参議院鳥取区において自民党公認で立候補をしていただけませんか」と頭を下げられ、懇願された。同氏は「一応、考慮しましょう」とだけ答えて、帰ってもらった。
2日経って、故郷の身内から「和幸さん!!貴方は参議院選に立つのか」とTELがあった。そこで初めて、「自民党公認で、わが故郷出身である新進気鋭の国際政治経済学者・浜田和幸氏が立候補を承諾」と報じられていたのを知ったそうだ。「えーい。これはもう止めるわけにはいかない。走るしかない」と決断したのである。
政権の座にあった自民党から公認の要請があったとすれば、浜田氏は即座に断っていた。野党に転落していたからこそ承諾したのである。利権欲に固まった輩は、負け犬の自民党に擦り寄らない。だからこそ、自民党の旗印を立てて立候補する者は、志に燃えている人たちである。そして、卓越した専門スキルがないと役に立たない。冬の陣に置かれている自民党に、浜田氏のような人材が1人、2人、3人と集まれば、3年後には強力な政党として蘇生するはずだ(その時には党名を変える必要があるかもしれない)。
どん底の自民党には、今よりも悪い引き潮はない。満ち潮しかないのだ。
<浜田和幸氏ホームページ(国際未来科学研究所)>
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