鳥越製粉(株)(本社:福岡市博多区、小西敬一郎社長)は2月12日、2009年12月期決算(連結)を発表した。
売上高は前年同期比1.1%減の約239億6,600万円、経常利益は20.4%減の約24億8,400万円、当期純利益は同比15.2%減の約14億2,600万円だった。
「白いたいやきミックス」、「パン用米粉ミックス」をはじめとしたオリジナル商品の販売推進を行なうなど積極的な営業活動を展開したものの、精麦の製品価格引き下げの影響を受けた。
経常利益については副産品価格の下落の影響や物流費、減価償却費の増加に加え当期に実施した業務処理システム更新費用の発生があり、減益となった。当期純利益についても前期に計上した役員退職慰労加算金の影響や、投資有価証券評価損が減少したことにより減益となった。
1.食料品部門
製粉については小麦粉の出荷減少と製品価格の引き下げにより減収となった。
食品については「白いたいやきミックス」をはじめとしたオリジナル商品の販売が上伸し、増収となった。
精麦については麦焼酎の消費減退により麦の出荷が減少したことに加え、原料の外国産大麦の価格が大幅に下落したことに伴い製品価格の引き下げを行なった結果、減収となった。
2.飼料部門
販売価格の下落の影響はあったものの、前期から新規連結子会社となった売上が貢献し、増収となった。
3.その他部門
政府寄託の農産物の取扱い数量が減少したことなどにより、減収となった。
なお次期の見通しは、通期では売上高231億円(前期比3.6%減)、経常利益24億9,000万円(前期比0.2%増)、当期純利益14億7,000万円(前期比3.1%増)を見込んでいるとしている。
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