宮崎市佐土原町に本社を置く、県内唯一のHグレードファブ(大規模建築物の鉄骨製作業者)である昭和鉄工(株)(代表:金城隆)の動向が注目されている。
2005年1月期に2億4,239万円の当期損失を計上し債務超過に転落。経営再建を目指していたが、09年1月期には27億9,091万円の売上高に対し8億5,477万円の当期損失を計上し、債務超過が9億7,680万円に拡大した。
そうしたなか、今年2月初めに全従業員を解雇したという情報が伝わってきた。その後、事業を一時停止していたものの、現在は何らかの事後処理をしているという。
経営再建に向けて宮崎太陽銀行の支援を受けていたものの、同行も10年3月期連結の業績見通しが157億円の経常収益に対し25億円の当期損失で、厳しい状況にある。関係者の間では「同行が支えきれなくなったのではないか」とも囁かれている。
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