葬祭業者にとって脅威となっているのはJA葬祭ではないだろうか。福岡市内には原やすらぎ会館(早良区飯倉)、三宅やすらぎ会館(南区三宅)があり、設立は1992年10月である。
とくに地方では、JAには地元の有力者の子息が多数入職している。また、名士を名誉職などに任命することによって取り込む。JAに絶大な信頼を置く人々も多く、利用者は近年増加しつつあるという。しかし、ある筑豊地域の葬祭業者は「今は若い人を中心にJAのやり方に批判を持つ人も多い。少しずつ意識は変わってきている。ここに楔を打ち込むようなサービスを提供し、顧客を増やしていきたい」と語る。
(つづく)
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