9日、福岡県議会の新社会推進商工委員会で、福岡県の一般道路における後部座席シートベルト着用率が改善されたとの報告があった。報告は、県新社会推進部生活安全課長によるもの。
同報告によると、08年10月に警察庁とJAFが行なった調査では、福岡県の同着用率は8.0%で全国ワースト。この結果を受けて、県警、市町村、タクシー協会等関係団体が「緊急対策会議」を設置。さらに、「後部座席シートベルト着用推進強化週間」等の取組みにより、09年10月の調査では、着用率37.7%で全国16位と改善の効果が得られたとしている。
また、高速道路における同着用率も、07年の調査において7.2%で全国43位であったが、09年10月の調査では、着用率78.0%、全国8位と改善されている。なお、後部座席におけるシートベルト着用は、08年6月1日より義務化されている。
全国順位は上がったものの、一般道路における着用率は依然50%を下回っており、交通事故による被害を軽減させるためには、引き続き注意を呼びかける必要がある。
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