民間企業では考えられない余裕の出張日程。福岡県議会の委員会視察に「税金の無駄遣い」との声が上がっている。
「観光目的」としか思えない県議会各委員会の管外(県外)視察に続いて、県内での視察でも、無駄としか考えられない日程の組み方をしていることが明らかとなった。
下の2枚は、2007年に県議会「総務企画委員会」と「地方分権推進対策調査特別委員会」が県内視察をおこなった折の日程表である。
県議会棟出発はいずれも13時。総務企画委員会は飯塚市や田川郡内、地方分権推進対策調査特別委員会は若宮市や飯塚、田川での視察だ。いずれの視察でも飯塚市内のホテルに宿泊している。総務企画委員会の夕食時間は2時間。「ホテル内宴会場」の記述が実態を物語る。「公務」は1時間、夕食は2時間。一体何様の旅行なのだろう。
視察が税金を使ってのものであるとの意識は皆無ではないのだろうか。何より、こうした視察が県政のためにどう生かされてきたのか、さっぱり分からない。復命書もないような視察では、県民に対し説明することもできないだろう。
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