16日、午後3時から、博多区上川端町の元冷泉小学校2階講堂で、『中洲地区暴力団排除条例推進大会』が開かれた。4月1日から施行される『福岡県暴力団排除条例』について、理解を深めることを目的としている。会場には中洲地区の飲食店・商店の経営者及び住民が集まった。
大会では、博多警察署の藤原健一署長が「福岡県暴力団排除条例並びに博多マル暴ゼロ作戦について」とういうテーマで講話を行なった。講話において藤原署長は、今後の取組みとして、福岡県各市町村における暴力団排除条例の早期策定や、無料風俗案内所規制条例の策定、暴力団に対する“利用しない、協力しない、交際しない”という絶縁宣言を広めることを表明した。
午後5時頃からは、『暴力団排除条例推進パレード』が行なわれ、精華女子高校吹奏楽部を先頭に、プラカードを持った一団が中洲川端商店街や中洲大通を行進した。賑やかなマーチングバンドの演奏に続き、「安全で安心のまち中洲をつくるぞ!」「暴力団排除条例を守るぞ!」といったシュプレヒコールが中洲に響き渡った。
『福岡県暴力団排除条例』は、事業者側が暴力団に金を渡すことを禁じ、罰則を設けた全国初の条例として注目を集めている。その主なねらいは、暴力団の資金源を断つことである。福岡県警では、総力を挙げて暴力団壊滅に取組む姿勢を明らかにしている。
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