いつごろからだろうか。屋根のある霊柩車を見なくなったのは。
市況の悪化により、霊柩車も大掛かりなものから、簡素化したものに移り変わっている。屋根のある霊柩車は「宮型霊柩車」とよばれ、クラウンや小型トラックを改造したものである。しかし、顧客の嗜好から近年では宮型霊柩車からリムジンタイプに変わったってきている。
この移り変わりは、実は昭和天皇崩御のころからだという。22年前の葬送の儀では、昭和天皇を運ぶリムジンの姿が一日中放映された。この頃から霊柩車はリムジンタイプでという顧客が増えたという。
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