住宅・マンションの新築需要が伸び悩むなか、福岡の地場マンション業者はいかに生き残るかに力を注いでいる。こうした状況下で、需要が増加しているのが「競売物件」だ。首都圏では需要の増加に目をつけた新規参入も相まって入札価格が上昇しているという。
　「福岡地区においても状況は同じ」と地場業界関係者は指摘する。新規供給しても定価で売ることは困難で、大幅な値引きを余儀なくされる時代だけに、競売物件の魅力は大きい。今後さらに参入が増えれば、入札価格が上昇することは必至と見られる。生き残りへ向けて新築物件を含めた魅力ある物件の供給が課題となる。

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