この日程はどう見てもムダである。
13時30分に議会棟を出発。前原市へ視察に行って福岡市中央区地行浜の「JALリゾートシーホークホテル」に宿泊。翌日は市内中央区の大濠公園内にある「能楽堂」へ向かっている。視察2日目の出発は朝9時半。これが税金を使った福岡県議会による委員会視察の実態なのだ。
議会バスを使用しているのだから、遠隔地から「出勤」する議員に配慮して時間さえずらせば、翌日集合にしても何の問題もない。無理に1泊2日にしているとしか思えない。
いずれしても県議1人につき1日の「日当」である19,200円が支払われる。2日間で38,400円だ。この中から宿泊費や宴会費用が支出されるのだが、領収書も正確な復命書もないというのだから、視察についての妥当性を検証できない。宿泊したかどうかさえ分からない仕組みになっている。残された公文書で、県民に対し公費支出の内容を説明することができない以上、不適切な税金の使用という他あるまい。
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