メール通信による大学受験コンサルタントで、９割の合格率を誇る（株）未来研究所。代表の松原一樹氏はこのほど新刊「９割受かる勉強法」を記した。驚異的な実績を誇る“９割式勉強法”とは何か。松原代表にインタビューを行なった。

＜手掛けた受験生の９割が東大・早慶・国公立に＞

　―一般の学習塾とは一線を画すそうですが。

　松原　すべてメールによる指導です。勉強のやり方は教えますが、勉強そのものは教えません。いわばコンサルタントと同じです。生徒は関西、関東がおよそ80％、四国などその他が20％という構成比になります。

　―普通に考えて高校生をメールで指導するのは大変困難だと思いますが、合格率はおよそ９割だとか。

　松原　メールでの指導は確かに難しい。それだけにメールで意思を伝えることができれば学習塾などの受験産業にも勝てると考えています。そして、勉強に最も大切な「やる気」の継続や精神的なフォローに力を入れることなどで結果を出しています。正確な数値は集計中ですが2007年に創業してからの合格率はおよそ９割です。

　―創業前のご自身の学生時代（早稲田大学）には受け持った生徒すべてを合格させたとか。

　松原　全60名のうち12名が東大、42名が早慶。その他いずれもMARCH（明治、青山学院、立教、中央、法政）レベルです。その経験をもとに創業しました。

　―今回そうした経験を元に「９割受かる勉強法」（ダイヤモンド社）を出版されました。受験対策本ですが社員教育や自己啓発にも活用できると聞いています。

　松原　勉強は人生の逆転ツールだということを伝えたかったのです。直接のターゲットは大学受験生ですが、実は30代から40代のサラリーマンを意識して書きました。
　読者には「自己管理能力」「論理的思考力」をつけることで人生を変えることをわかって欲しいと思います。

（つづく）

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