2月15日、博多都ホテル(福岡市博多区)で行なわれた『平成21年度学生支援推進プログラム意見交換会』で、文部科学省選定事業である福岡工業大学の就職支援事業が、全国400を超える取り組みの内、中国・四国・九州地区の私大代表として選ばれた。
今回選ばれた同大学の就職支援事業とは、『キャリアプランニング支援と就活学び直しプラスワンプロジェクト』であり、その概要は以下の通り。
1年次、あいさつ教育、就職オリエンテーションなどによる社会人としての人間形成及び目的意識の設定。2年次は、業界研究会、インターンシップによる就職意識付けなどによる目標設定。3・4年次では合同企業セミナー、SPI対策、保護者ガイダンスなど就職活動を全面的に支援する。
さらに、“就活学び直しプラスワンプロジェクト”として、卒業時に就職できなかった学生に対して、専属キャリアカウンセラーによるキャリアプランの再構築、学内就職行事への参加などを1年間継続的に支援する制度もある。
なお、09年3月卒業者における同大学の実績は就職率87.7%(九州の私学で1位)。また、就職後の離職率では、大卒の全国平均が37%であるのに対し、同大学卒業者は21%となっている。同大学の卒業生は企業側の評価も高く、2月に実施された学内合同企業面談会には3日間で320社の企業が参加した。
大卒の就職内定率が悪化しているなか、同大学の事業への注目は高まる一方だ。
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