昨年3月31日、山口銀行を傘下に持つ山口フィナンシャルグループは、伊勢丹アイカード社から、井筒屋ウイズカード社(本社:北九州市、荻原日出男社長)を買収すると発表。
2000年ごろに、ウイズカード事業を大手消費者金融の三洋信販に売却する計画があったと言われている。その当時であれば売却益が得られたが、今では進化するカード事業への投資が重荷になっている。ウイズカードの会員数は公称30万人。しかし実際に稼働しているホルダーは数分の1と言われている。会員数30万人クラスのカード発行を単独で維持することは難しく、「ちまきや」を井筒屋に引き受けさせた見返りに、山口FGが買収したと言われている。
【北山 譲】
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