写真は2月14日、小沢幹事長が福岡県来久留米市で行われた現職参院議員の国政報告会に登場した時のもの。小沢氏の隣は全国知事会の会長を務める麻生渡福岡県知事である。
小沢氏は、自身の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部の事情聴取を受け、今月4日に「不起訴」となって初めての福岡入りだった。ご覧のとおり小沢氏は満面の笑顔だ。ただし、この1週間後の長崎県知事選挙で、民主党など与党3党が推薦した候補が惨敗。選挙に強いと言われてきた小沢氏の神話に影が差している。
一方、麻生知事の浮かない笑顔は、これから先に予想される多難な県政運営を思ってのことだったかもしれない。この時には、右腕と言われた前副知事・中島孝之容疑者がすでに逮捕されており、23日には福岡地検によって起訴されるに至る。翌24日から始まった福岡県議会2月定例会では、自民党を含む全会派が県執行部を追及する構えだ。針のムシロは来月後半の会期末までつづく。案の定、昨日の本会議場で麻生知事に笑顔はなかった。
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