西部瓦斯(株)(本社:福岡市博多区、田中優次社長)は2月18日、北九州市響灘地区に大型LNG(液化天然ガス)受入基地「ひびきLNG基地」を建設すると発表した。
同基地は2009年2月から、大型LNG船の受入可能なLNG受入基地の建設について本格的に検討を続けていたもので、FS(事業化可能性調査)、港湾関係委員会、基本設計などが順調に進み、建設することが決定した。
また、同基地の建設により以下のことが可能になるとしている。
○大口産業用分野を中心とする需要拡大に積極的に取組み、低炭素社会の実現に貢献する
○高圧導管の整備などにより、福岡県の分散している設備を集約し、コストの低減を図る
○LNG船を小型船から大型船にし、LNG調達の自由度向上とコストの低減を図る
■ひびきLNG基地建設計画の概要
<建設場所>
北九州市響灘地区(北九州市若松区)
<敷地面積>
約25万m2
<主要設備>
LNGタンク(18万kl×2基)
LNG気化器
ローリ出荷設備
外航LNG船受入バース など
<総事業費>
約700億円
<着工時期>
2010年6月(予定)
<運転開始>
2014年11月(予定)
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