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国体道路で混乱する場面も 中洲・客待ちタクシークリーン作戦
社会
2010年2月 4日 11:21

 3日、午後10時より、中洲地区で『客待ちタクシークリーン作戦』の一環である、「タクシー配車社会実験」が実施された。同実験は、中洲地区安全安心まちづくり協議会と福岡県警が協力して行う。中洲地区で蔓延化している深夜のタクシー混雑を緩和することが目的だ。
乗り場の指導を行なう警察官
 実験は、パチンコ店『玉屋』の立体駐車場をタクシープールとして利用する。中洲で客待ちをするタクシーは、一旦、誘導されて同駐車場の屋上まで行き、折り返して来なければならない。また、中洲地区に面した国体道路と明治通りでは、乗客の降車しかできず、客を乗せることはできない。タクシー乗り場は、中洲大通り、大通りから那珂川沿いへ抜ける路地、同じく博多橋へ向かう路地、及び中洲1丁目の那珂川沿いである。午後10時から翌午前2時までの規制時間帯は、警察官がタクシー乗り場への誘導と監視を行なっていた。

 混乱が起きたのは、乗車が制限されている国体道路である。警察官がタクシーに乗車した客を降ろし、改めて乗車可能地域を案内していたのだが、規制に対する不満から警察官に大声で文句を言うタクシー運転手もいた。規制初日ということもあるが、タクシーの利用者や運転手は、制限区間をまだまだ認知していない。
プール内のタクシー行列
 タクシー運転手の中には、規制時間帯に中洲を避けようとする動きも見られる。タクシープールから出てきた運転手に話を聞いた。
「今日は初日ということで試しに中洲へ来てみたが、プールの中から出てくるまでに1時間ほどかかりました。出ても客を乗せられる保証がなく、中にいる時間がもったいない。しかし、中洲のタクシー利用客には、遠方まで行く率が高いので、中洲を避けるかどうかは難しい選択です」。
 一方、タクシープールとなるパチンコ店『玉屋』は、午後10時の時点では営業中であり、客の車がまだ残っている。そうした客の車が、タクシー行列に巻き込まれ、なかなか店を出ることができなくなるという不具合も発生していた。

 タクシー行列で混雑していた中洲地区の車の流れは、規制効果でたいへんスムーズになっていた。その反面、初日から様々な問題点も浮かび上がっている。実験は23日まで行なわれる予定だ。


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