新型「プリウス」のブレーキ不具合問題はトヨタ自動車九州へ波及した。トヨタ自動車は同車のリコールの実施を固め、9日に関係各省に届け出る見通しである。また、同車とブレーキシステムが類似している「HS250h」や「SAI」なども併せて新型プリウスと同様の措置をとる。
リコールに伴い、HS250hやSAIを生産する福岡県宮若市のトヨタ九州は今週末に生産ラインを休止する。休止期間は1週間と言われているが、休止期間が延長される可能性もある。裾野が広い自動車産業だけに休止期間の長引きが各方面に与える影響は大きい。
一方では、今回のブレーキシステムの不具合は「ユーザーの感覚の問題」とする見方もあるようだ。いずれにせよ、自動車の性能の不具合は人命にも関係してくる問題であり、速やかな改善を求めたい。
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