高速道路無料化政策の社会実験として、6月1日から2011年3月31日までの間、糟屋郡篠栗町と飯塚市を結ぶ『八木山バイパス』の通行料が無料になる。無料の対象は、通行可能となっている排気量50cc以上の全車種である。
同バイパスは、八木山峠を通る国道201号線の交通問題を解消するために、1985年2月26日に作られた。しかし、「普通車520円、大型車780円という通行料が、短区間(全長13.3km)に対して割高である」という声があり、依然として国道201号を通行する車両も多かった。
今回の無料化について八木山峠付近の地元住民に意見を聞いたところ、「大型車両が大量にバイパスへ流れることで、排気ガスや騒音に悩まされることが少なくなる」と、歓迎のコメントを得られた。また、「今後、田川市までルートがつながればさらに流通が良くなる」と、無料化を前提に同バイパスの将来性を考えるコメントも得られた。
高速道路無料化政策への期待は少なくはないようだ。
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