3日、阿久根市長・竹原信一氏が、データ・マックスの取材に応じ、同日の鹿児島地裁の判決内容に対して、「判決に従っていては、市政運営ができない」とコメントした。
問題の裁判は、懲戒免職処分の効力停止決定が確定した阿久根市の元係長が市側へ起こした未払い給与請求訴訟で、鹿児島地裁は3日、阿久根市側に未払い給与総額180万円と2010年2月以降の給与支払いを命じる判決を出した。
元係長の男性は、市庁舎内に張り出された職員人件費を書いた紙をはがしたことで、09年7月31日付で懲戒免職処分となった。09年10月、鹿児島地裁において、同処分の効力停止の決定が下されていた。
竹原市長は、「命令に従わない(貼り紙をはがした行為)人間は組織にはおいておけないし、仕事をしていない人間には給料は払えない」と、これまでの主張を繰り返している。
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