「クローバー工業写真センター」(博多区)と関連会社である「光工業写真」(博多区)は3月1日までに事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。負債総額は2社合計で約5億6,500万円が見込まれている。
同社はデジタルファイリング技術を駆使し、多種多様の情報の処理加工を手掛けピークとなる2001年5月期は約11億4,100万円の売上高を計上し、九州地区トップクラスの業容を確立していた。だが、急速に変化した環境の影響などで需要は低迷。随時行なっていた設備投資も足枷となり、厳しい資金繰りが見受けられた様子である。
先日、破綻した印刷用機材卸の「九栄スクリーン」(福岡県粕屋町)も、印刷、複写業界の不振に影を落とした1社となった。
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