落札率100%。福岡県八女市発注の公共事業で驚きの落札率が続出している。下の入札結果は、今年1月に八女市が実施した球場整備工事のものだが、落札業者の入札額は予定価格とピタリと一致している。
公共事業における100%の落札率は、可能性が否定されるものではないが、極めて珍しい。その珍しい落札率100%の事態が、八女市で続出しているのである。昨年4月から今年2月までの10か月で、100%の落札率で受注に至ったケースは、前述の工事を含めて10件にものぼる。
八女市では昨年、「八女市町村会館」の工事を巡り疑惑が浮上。データマックスは、同工事について詳報し、三田村統之市長による恣意的ともいえる市政運営に疑問を呈した。しかし、八女市の公共事業に関する現状は何も変わっていない。さらに事態が深刻になっていると言っても過言ではないのだ。
次週から、八女市の公共事業の現状について検証する。
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