熊本県下益城郡城南町で行なわれている区画整理事業について、3日、一部メディアが「事実上の破綻」と報じた。
同事業は、熊本市と合併を控える城南町の「城南町中央土地区画整理組合」が1998年から行なっているもの。
2日、八幡紀雄町長による同事業への追加支援に関する議案書が町議会に提出されなかったことから、「八幡町長が支援を断念したため、同事業の破綻は避けられない状態」との報道がなされた。
城南町中央土地区画整理組合理事長の甲斐一行氏は、「精査をしたところ、事業が計画よりも伸びる分、不足金が発生するため町への支援を要請した。町長から支援を断念したという話は聞いていない」と現状を説明する。
一方、城南町都市建設課長は、「町長は支援を断念していない。会期中に条件を整えて町議会へ提案する。現在もなお、支援のために活動している」と述べている。
なお、同課長によると、事実誤認については記事を書いた記者も認めており、同町に対して「熊本の方言に慣れておらず、語尾を聞き取れなかった」と説明しているという。
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