井筒屋の最近4カ月の株価推移を見てみることにする。月末の終値で見ると、
2009年10月30日(金) | 43円 |
11月30日(月) | 39円 |
12月30日(水) | 38円 |
2010年1月29日(金) | 36円 |
2月26日(金) | 33円(決算月の終値) |
とジリ貧の株価推移となっている。年初来の高値は2009年6月12日の70円であり、年初来安値は2010年2月5日に付けた31円である。
1月9日、業績見通しの修正(連結の最終利益予想:1億円の黒字から30億円の赤字)を発表。社長交代とグループ各社で240人の早期退職の募集を好感して1月12日の始値は42円(前日比+2円)で始まり、高値45円(前日比+4円)、終値42円(前日比+2円)で寄り付いたものの、その後じりじりと値を下げて、その1カ月後の2月9日の始値は33円、安値32円、終値は34円(前日比+1円)と、株価は30円台前半で低迷している。
金融機関による1年間の返済猶予や日銭商売であることから当面の資金繰りはクリアできるものの、金融機関による思い切った金融支援(債権カットや金利減免等)の手を施さないと再生は難しい局面に入っていると見られている。
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