九州経済産業局は、サービス産業生産性協議会が選定する「ハイ・サービス日本300選」において、九州から(株)一蘭、(株)オーリッド、(株)ハンズマンの3社が選定されたと発表した。
同協議会は経済産業省などが中心となり設立したもので、サービス産業全体のイノベーションや生産性向上を促進することを目的としており、その事業の一つとして、サービス産業の先進的な取組事例を表彰し広く普及する「ハイ・サービス日本300選」を実施している。今回の第9回選定では、介護施設、家事代行業、ジュエリーショップ、薬局など幅広い分野から52の生産性向上事例が発表された。
<九州管内の選定団体>
【飲食店】(株)一蘭(福岡市博多区)
『サービスの向上と業務の効率化を同時に実現する独自の「店舗システム」を構築』
顧客に最大限おいしくラーメンを食べてもらうために整備した仕組みや店舗レイアウトを含む「店舗システム(特許取得済)」の開発は、おいしくラーメンを食べてもらうための環境を提供することを達成すると同時に、業務の効率化までも実現。
【データ入力代行】株式会社オーリッド(大分県別府市)
『「人力」が「技術」に勝る部分の積極活用で、ビジネス全体の効率化を進める』
デジタル化されたデータの作成を行う企業。開発した「オーリッドソリューション」により、情報漏洩のリスクを伴う「入力業務代行」の弱点を克服し、安価で安全性の高いサービスを実現すると同時に、短時間での納期を実現することで、顧客に対して高い満足度を実現。
【ホームセンター】株式会社ハンズマン(宮崎県都城市)
『豊富な品揃えと顧客ニーズに応える店舗づくりで、他社との差別化を実現』
同社が展開するホームセンターは、「お客様第一主義」に徹し、来店者の多種多様な要望に応えるため、1店舗当たり18万点以上という商品数と、100名以上のスタッフを配置し(ともに業界平均の約5倍)、サービス体制を充実。DIYアドバイザーなどの専門スタッフの育成にも力を入れており、現在は宮崎を中心に鹿児島、熊本、大分、福岡の5県で展開している9店舗すべてで、顧客のリクエストに的確に対応する人材の配置を実現。
▼関連リンク
⇒経済産業省 九州経済産業局
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