イオン九州(株)(本社:福岡市博多区、岡澤正章社長)は3月18日、特別利益の計上と、2009年4月6日に公表した2010年2月期の業績予想の修正を発表した。
1.特別利益の計上
親会社であるイオン(株)およびイオン九州を含む主要国内グループ各社で設立しているイオン企業年金基金における退職給付制度改訂に伴い、過去勤務債務の一括処理として特別利益9億2,400万円を計上するとしている。
2.2010年2月期 通期業績予想の修正(2009年2月21日~2010年2月20日)
【営業収益】
前回発表予想:2,630億円
今回修正予想:2,589億円
増減額:▲41億円
【営業利益】
前回発表予想:11億円
今回修正予想:4億8,000万円
増減額:▲6億2,000万円
【経常利益】
前回発表予想:8億円
今回修正予想:4億円
増減額:▲4億円
【当期純利益】
前回発表予想:2億4,000万円
今回修正予想:9億4,000万円
増減額:7億円
11月21日以降の第4四半期では、プライベートブランド「トップバリュ」の展開やクリスマス・年末年始などの行事に対応した品揃えと売場展開に取り組んだことにより、12月度(11月21日~12月20日)の売上は既存比100.0%と順調に推移したものの、年明け後は売上が伸び悩んだ。さらに在庫処分による売価変更の増加などにより荒利率も低下した。
経費面では働き方改革や人員の再配置による人件費の削減、省エネや設備投資、店舗維持費の見直しによる設備費の圧縮、販促媒体の変更による販促費の効率化などによる経費削減を継続した結果、第3・第4四半期(9月21日~2月20日)では前年同期間に比べ約12億円の営業利益の増加が見込まれるものの、第2四半期累計期間の公表数値の不足を補うことができない見込み。
通期の会社合計の売上高は計画に比べ約43億円の不足、前期に比べ約91億円程度減少し、売上総利益率は計画に対して約0.4ポイント程度下回る見込み。経費面では通期で前期に比べ約44億円削減の見込みとしている。
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