「軽さが取り柄」と言うほかない。昨年8月の総選挙で政権を奪取した民主党だが、半年足らずで内閣支持率は激減。鳩山首相と小沢幹事長による「政治とカネ」の問題に起因するのだが、ここに来て政権運営はもちろん、政治家個々の幼稚さが目立つようになった。
ここで紹介するのは民主党のある国会議員が、党所属の議員らに送ったメール。政権交代から2か月経った昨年11月のものと、今年2月のものである。
まずは昨年11月のものから。
お疲れ様です!
田村謙治(いちおう3期目)です。
察するに、「いちおう」の意味は、メールを送った田村謙治衆院議員(静岡4区)の『3期』の内容にあるようだ。同議員は2003年の総選挙で落選するも所属議員が次々に事件がらみで辞職するなどし、比例東海ブロックで翌年に繰り上げ当選。05年の総選挙で再び落選するがこれまた復活当選。選挙区での当選は昨年の総選挙が初めてだった。それにしても「いちおう」とは有権者に失礼な話だ。
「軽さ」は2通目のメールも同じである。
(つづく)
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