2000年頃のITバブル期と今回の半導体業界の多忙さには違いがある。前回は時間をかけて緩やかに忙しさを迎えたが、今回のそれは僅かおよそ2カ月間で劇的に変化した。部品メーカー各社は前回の欠品の経験を活かし、欠品を出さぬよう生産工程を組む対策を講じていたはずだ。
しかし、蓋を開けてみれば、欠品の連続。通常納期よりも2倍以上、商品によっては4倍近くの納期を有するものまで発生している。それほど、今回の忙しさが急激に訪れたことを裏づけしている。
(つづく)
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