23日、任天堂(京都市南区)は、新たな携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS(スリーディーエス)」(仮称)を2011年3月期に発売することを発表した。
同機は、販売台数1億2,500万台に上る「ニンテンドーDS」シリーズの後継機となる。そのため、「ニンテンドーDSi」を含む「ニンテンドーDS」用のソフトとの互換機能を有している。
しかし、何よりその最大の特徴は、「裸眼で3D映像によるゲームが楽しめる」という点にある。
同社は、実は95年7月に「バーチャルボーイ」という3Dゲーム機を発売していたことがある。これはゴーグル型のディスプレイを採用し、左右異なる映像を表示させることによって3D映像を実現したもの。しかし、あいにく映像が「赤、黒2色のモノトーン映像」だったことと、SCEIの「プレイステーション」やSEGAの「セガサターン」などの高機能機が市場を席巻していたなかでの発売だったことで、一般にほとんど受け入れられないままわずか数カ月で市場から消え去ってしまった。
今回発売される「ニンテンドー3DS」は、果たして前述の「バーチャルボーイ」の轍を踏まずに成功を遂げることができるのか。大ヒットゲーム機「ニンテンドーDS」の後継機であるだけに、いやが上にも期待が高まる。
なお、詳細に関しては、今年6月15日からアメリカ・ロサンゼルスで開催されるビデオゲーム展示会「E3ショー」にて発表予定としている。
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新携帯ゲーム機の発売に関して(PDF)
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