民主党の国会議員が同僚議員に送ったメールを見ると、この党の政治家の幼さ、軽さに驚くばかりだ。
自身のことを「いちおう3期」などと記したかと思えば(先週既報)、次のメールがこれである。
《若手議員(衆1~3期、三1期)に適当に声をかけて》懇親会を開くというが、メールを送られた方としては《適当に》声をかけたという記述にあきれ果てたと言う。「それなら呼ぶな!」ということだろう。
さらに《今回不参加でも、「またの機会に」という方は、必ずお返事下さい》の一文には、「腹を探られているようで不愉快」と感じたという。確かに身勝手な言い分である。
最悪なのは最後の《マスコミはじめ騒ぐ方も一部いらっしゃるので、口外無用でお願い致します》の記述。マスコミが騒ぐことを心配するということは、何らかの政治勢力を拡大する意図があると判断されてもおかしくない。また、《一部》とは民主党内のことを指しているようだが、これでは党内のまとまりのなさを喧伝しているようなものだ。メールを送ったことで、党内に疑心暗鬼を募らせているに過ぎない。《口外無用》どころか、メールそのものが出回るようでは話にもならない。
こうした民主党議員の幼さを見せつけられると、支持率低下は当然としか思えない。
(つづく)
※記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら