今年1月28日付の各紙の朝刊に、「井筒屋が昨年末、指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の定例会合に、1個1万円相当の高額の弁当数百個を販売、納入していたことが関係者の取材で判明した」と報じられた。福岡県警によると、違法性はないが今年4月に施行される県暴力団排除条例で禁じられる「暴力団活動の助長」に該当する可能性がある。県警は1月中旬、取引をやめるよう注意したという。
井筒屋の中村真人社長は2003年7月~09年7月まで県公安委員、07年7月から08年7月まで同委員長を務めており、信用を売る百貨店にとって大きな痛手となった。
この件が1月9日の中村社長退任発表に影響を与えたのかもしれない。
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