(株)山口フィナンシャルグループ(本社:山口県下関市、福田浩一社長)は3月26日、北九州市に本店を置く新銀行を設立するための具体的な準備に着手すると発表した。2011年度中の開業を目指す。
設立手法は事前に準備会社を設立し、山口銀行の九州域内における事業を分割して当該準備会社に承継させる「吸収分割」の手法を用いる。店舗展開については個人向け店舗を主体として、北九州市を中心とする北部九州に10か店程度を新設する予定としている。
同社は現在、傘下に100%出資子会社である山口銀行(山口県)ともみじ銀行(広島県)を有して「地域密着型金融」を徹底しており、同時に同社グループがもつノウハウやインフラを傘下子銀行間で共有し活用することで「効率的な経営管理」を行なっている。
今回、これらのビジネスモデルをさらに推し進め、もうひとつの主要営業エリアである北九州市を中心とした北部九州において「地域密着型金融」を実践するため、新銀行を設立するとしている。
なお、当期および来期の連結業績に与える影響は軽微。
■新銀行の概要
<商号>
(株)北九州銀行(仮称)
<本店所在地>
北九州市小倉北区堺町1-1-10(予定)
(現在の山口銀行北九州支店所在地)
<株主構成>
山口フィナンシャルグループ 100%
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