福岡県議会が、委員会視察の旅費を管理する通帳と帳簿についての情報公開請求に対し、非開示の決定をした。委員会視察の旅費が「裏金化」していることの証明である。
市民オンブズマン福岡の児嶋研二代表幹事は次のように話す。「福岡県庁のカラ出張による裏金問題を巡っては、どこまでが公文書になるのか最高裁の決定が出ている。この時は、裏帳簿はもとより封筒の裏にかかれたメモまで公文書であると認められた。県議会がそのことを知らないはずはない。そもそも県会議員に支払われたものは公費であり、それを職員に管理させている以上明らかに『公務』。通帳や帳簿は共有されており、開示請求された通帳や帳簿は立派な公文書になる。非開示などもってのほか」。
県議会側は、管理されているカネが、県議個人のものだから「個人情報」にあたるともしているが、公開すれば都合の悪いものがあるから「非開示」にしたとしか思えない。
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