どう見ても法外な金額である。
福岡県議会の「応召旅費」は、定例会や委員会開催などの節目ごとに、県会議員本人に手渡しされる。
県議会への情報公開請求で入手した文書から計算したところ、平成19年度の応召費は12回に分けて支払われており、総額は80,512,000円。20年度が15回、84,915,000円だった。今年度も、すでに6,000万円近くが支出されている。
「応召旅費」とは別に、委員会視察などの旅行に対しては、1日につき19,200円の「日当」も支給されており、合わせると毎年度ごとに1億円近い税金が県議への「費用弁償」という名目で垂れ流しにされている。
福岡市内に居住する県議が、東区にある県庁を往復するのに1万円もかかるはずがない。その他の地区別金額も同様だ。遠距離とはいえ、最高額2万円はふざけているとしか思えない。非課税の金がこれだけ自分の懐に入ってなんとも思わないようでは、政治家としての資質を問われても仕方があるまい。
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