「大成コーポレーション」(佐賀県吉野ヶ里町)は3月20日に事業を停止し、破産手続き申請準備に入った。1978年1月に大成写真製版所の商号で創業、2005年5月に神崎郡吉野ヶ里三津に本社を移し05年7月に有限会社大成コーポレーションとして法人化された。官公庁を中心にチラシ、パンプレットなどの印刷、製版を手掛け、本社移転の際には印刷機械などの大型投資も行なった。しかし、冷え込む市況と現材料の高騰などで業績が低迷、設備投資も大きな負担となり、事業継続が困難となった。
福岡地区の同業者も「他人ごとではありません。業者間の叩きあいと市況悪化とダブルパンチで厳しさが増しています」と低迷続く印刷業界を悲観している。印刷業界の向かい風はまだ続きそうだ。
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