■厨房グリーストラップの維持管理と清掃
　グリーストラップは調理場などからの排水に含まれる油脂類を分離浮上させ収集する装置のこと。油脂類（グリース）をせきとめるために厨房内外に設置してあるグリーストラップは、食材の残渣や汚泥などが下水道管に流れ込まないようにする最後の砦となることから、この装置の維持管理を怠ると悪臭や害虫などが発生する。また汚泥などが堆積することで阻集効率が落ち、下水管に付着・堆積して閉塞が生じる。

■条例で定める衛生基準
　飲食店など油脂類を下水道に排出する事業場に対して行政は、油脂類を排水から分離して収集するグリーストラップの設置とその適切な維持管理を義務付けており、福岡市は下水道条例施行規則（第３条２）によって月１回の定期清掃を明示している。公共下水道を詰まらせた排出事業者は行政指導により、深夜に交通規制を敷くほどの下水管清掃を自己負担で行う。

■九州エリア年間3,000件以上の実績
　グリーストラップ清掃のエコアス（株）（本社：福岡市博多区）は、飲食店業界・食品工場などに向けて厨房グリーストラップ清掃案内DVDを無料で配布している。グリーストラップで処理される汚泥については事業活動による“産業廃棄物”となるため、廃棄物処理法に準じた適正な処理方法と装置の維持管理を喚起するのが狙いだ。配布希望者は電話：092-504-8390（エコアス　総務部）まで。

http://www.ecoas.co.jp/
リサイクルプラント：福岡市博多区西月隈4丁目932-1
レストラン、ホテル、飲食店、給食センターなどのグリーストラップ清掃のプロ

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