藤田一枝衆院議員の資金管理団体「藤田一枝後援会」の平成20年分の収支報告書に700万円の記載漏れが判明。藤田議員側は先週10日に修正を行った。
しかし、藤田議員側の20年分の収支報告書の内容には、別の問題も存在する。
藤田議員が代表を務める「民主党福岡県第3区総支部」の収支報告書には、同年10月9日に、自治労系政治団体「ふくおか21フォーラム」から寄付金600万円を受け入れたと記されているが、「ふくおか21フォーラム」の政治資金収支報告書には、同じ日に600万円を支出したとの記載はない。
藤田議員側が10月9日に受け付けたとする600万円に該当するのは、フォーラム側が8月28日に後援会に寄附したもの以外には見当たらない。これでは、寄附の受け入れと支出に1か月以上の開きがある。
どちらかの団体が記載ミスをしたものか、あるいは、双方の団体に別の600万円の寄附の記載漏れがあった可能性が生じてるのだ。
藤田議員側に対しては、今週17日を期限として、いくつかの質問を文書で送付しており、回答待ちの状態である。もちろん、疑問点はこれだけではない。
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