北海道教職員組合(北教組)による民主党・小林千代美衆院議員への違法献金事件で注目された労組と政治家との関係だが、福岡でも同様の実態があることが浮き彫りとなった。
自治体職員などで構成される「自治労」の福岡県本部側が、同組合の組織内候補である藤田一枝衆院議員(福岡3区。当選2回)側に対し、数年にわたり多額の政治資金を提供していたことがわかった。藤田氏関連の政党支部や資金管理団体及び自治労系政治団体の政治資金収支報告書や添付された領収書などから確認したもの。
自治労関連だけで、平成15年から同20年までに1億9,672万5,000円、約2億円が藤田氏側に流れていた。資金提供の手法は、自治労県本部による直接の寄附をはじめ、政治団体を経由したり、事業の形を取ったものなど複数。特に注目されるのは機関紙の販売事業である。
明日からその詳細を報じていく。
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