三越伊勢丹ホールディングス傘下の岩田屋と福岡三越は10月1日付けで会社統合し「(株)岩田屋三越」として発足する。
社長には、4月1日付けで分社化した福岡三越の太田垣立郎社長(前三越専務百貨店事業本部長)が就任する。
新会社は岩田屋本店、同久留米店、福岡三越の3店を運営する。岩田屋、三越の屋号は継続する。
岩田屋と福岡三越は、07年4月の三越伊勢丹HDS発足後も、独自に事業運営し、統合は一部催事の共同化や駐車場の共有化などにとどまっていた。しかし、来春JR新博多駅に「博多阪急」が開業することや、百貨店市場を取り巻く環境が厳しく、両社とも減収が続いていることから、統合で経営基盤の強化を急ぐ必要があると判断した。
カードと友の会も10月1日から統合する。岩田屋は独自に「AZカード」を発行していたが、夏から三越伊勢丹HDS共通のMIカードに切り替えていく。
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