『東灘湿地公園』と同じく、自然をテーマとした崇明島の観光名所に、『東平国家森林公園』がある。島の中央部に位置し、中心市街地から車で15分ほどの距離である。
現地に着くと、駐車場には大型バスがところ狭しと駐車している光景が、まず目に入った。自家用車による来訪者も多く、あたりは観光客であふれていた。
なお、同公園の入場料は70元であるが、越海道路が開通する前は40元だったという。
崇明島では、このほかにも3つの森林公園の開発が進んでいる。広大な土地があるからこそできることなのだが、それぞれに春、夏、秋、冬ごとの花や木を植える計画だという。そのときのシーズンに合わせて、観光客は訪れる公園を選ぶ。
また、植林活動は、公園のみならず島全体で行なわれている。東部に建設される国際会議場および宿泊施設は、写真のように施設周辺は森林に囲まれており、将来的に環境分野において、世界のリーダーシップをとっていこうとする中国政府の意思を感じさせる。【山下 康太】
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