イオン九州(株)(本社:福岡市博多区、岡澤正章社長)は4月6日、2010年2月期 決算(非連結)を発表した。
当期の営業収益は前期比3.7%減の2,589億3,000万円、経常利益は同比15.4%増の4億3,700万円、当期純利益は9億6,100万円(前年より9億5,700万円増)となった。
売上高については買い控えや天候不順の影響を受け、衣料品や住居余暇商品の売上が伸び悩み、会社合計の既存店売上高は前期比95.3%となった。
売上総利益率は食料品で前期より改善したものの、売上総利益率の高い衣料品の売上が伸び悩んだことにより、会社合計では0.4ポイント前期を下回った。
当期純利益については固定資産譲渡に伴う特別利益を計上している。
1.総合スーパー事業
○売上高:2,015億6,500万円(対前期比 96.7%)
○既存店売上高:前期比 95.5%
衣料品では880円ジーンズや機能性肌着「トップバリュ ヒートファクト」など、訴求力の高い商品が好調に売上を伸ばすことができたものの、衣料品全般で買い控えや天候不順の影響を受け、既存店売上高は前期比91.6%となった。
食料品では、「ベストプライス by トップバリュ」の拡大や「トップバリュ」の戦略的な価格引き下げ、名物催事となった火曜市のさらなる強化などにより既存店買上点数は前年を上回ったものの、既存店売上高は前期比97.8%となった。
一方、「トップバリュ」や九州地区のイオングループの共同調達商品の拡大を推進した結果、売上総利益高は前期を上回った。
住居余暇商品では家電・寝具関連を中心に大型商品や高単価商品が伸び悩み、既存店売上高は前期比95.7%となった。
店舗についてはジャスコ若松店、ジャスコ大塔店、ジャスコ香椎浜店の既存3店舗を改装活性化、09年3月には大分サティ(大分県大分市)を閉店した。
2.スーパーセンター、ホームセンター事業
○売上高:417億7,200万円(対前期比 95.0%)
○既存店売上高:前期比 94.4%
ホームセンター店舗ではペット関連や園芸用品などを強化した。店舗運営効率化のために09年8月にホームワイド篠栗店(福岡県糟屋郡)、9月にホームファクトリー(大分県大分市)、10年1月にホームワイドプラス長府店(山口県下関市)を閉店した。
スーパーセンター店舗ではイオンスーパーセンター佐賀店の改装活性化を実施。また、店組織や働き方の見直しなどのローコスト運営体制の整備に取り組んだ。
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