(株)ファーストリテイリング(本社:山口市、柳井正会長兼社長)は4月8日、2010年8月期 第2四半期決算(連結)を発表した。
当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比31.8%増の4,709億円、経常利益は同比52.8%増の965億円、当期純利益は同比55.7%増の553億円と、大幅な増収増益となった。
国内ユニクロ事業では、ネオレザージャケットをはじめとしたアウター、秋物の新商品、冬物の新商品であるプレミアムダウンウルトラライトジャケット、生産数量を拡大したヒートテックなどの販売が好調に推移、また11月に「ファーストリテイリング創業60周年記念キャンペーン」などを展開したことにより、来店客数と客単価が前年度を大きく上回った。
店舗数は当第2四半期までに直営店を37店舗出店、16店舗閉店した結果、期末の店舗数は791店舗(フランチャイズ店20店舗含む)となった。出店した37店舗のうち10店舗は大型店で、当第2四半期期末における大型店は81店舗となっている。
同事業の売上高は前年同期比21.6%増の3,602億円、営業利益は同比36.3%増の937億円。
海外ユニクロ事業ではアジア・欧米地域で出店が順調に進み、ブランド認知度も高まってきていることから各国で販売が好調に推移し、大幅な増収増益となった。
アジア地域では中国で15店舗、韓国で16店舗、香港で1店舗を出店し、店舗数が前年同期比で倍増した。また既存店売上高も好調に推移している。
欧州ではパリのグローバル旗艦店が大きな反響を呼び、「+J」の販売効果により英国でのブランド認知度も高まったことから、大幅な増収増益を達成した。
国内関連事業では、ジーユー事業において2009年3月発売した「990円ジーンズ」以降、好調な売上が続き大幅な増収増益となっている。
靴事業においては計画通りフットパーク店舗の縮小を進めており、閉店セールの影響で赤字幅が拡大している。キャビンにおいては既存店売上高の前年割れが続いており、業績は計画を下回った。
グローバルブランド事業では、セオリー事業を新規に連結したことから大幅な増収増益となった。セオリー事業は日米で既存店売上高が増収。また日本のセオリー事業では円高によるコスト低減メリットによる採算改善により、営業利益が大幅な増益となった。
▼関連リンク
⇒株式会社 ファーストリテイリング
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら