三鬼商事(株)福岡支店の発表によると、3月末時点での福岡ビジネス地区の空室率は15.42%。引き続き高い水準での推移であるが、09年12月以降は15.38%→15.46%→15.30%→15.42%と変動は少ない。既存ビルの空室が増える一方で、新築ビルや築年数の浅いビルの空室在庫が徐々に解消されていることが要因と考えられる。好転するにはまだ時間を要しそうだが、新築ビルなどへの需要は高まってきている状況で、しばらくは安定した推移が続くことが予想される。
【楢崎 賢治】
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