両社に続く店舗内装業者も売上高は軒並みダウン。受注環境の悪化からスペースは約143億円、船場は約95億円の大幅減収を強いられた(いずれも09年12月期決算、非連結)。他社の状況を見ると、乃村工藝社の減収幅は小さく、結果的には受注面で他社との力の差を示したと言える。当然、安値受注などの問題は考慮しなければならないが、業績のみを見れば、乃村工藝社と丹青社及び準大手の企業群との差が大きく開いた前期決算となった。受注環境がやや好転すると見られている今期の各社の動向が注目される。
※船場の08年12月期は10カ月の変則決算
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